富士通デジタコお客様事例

事例:株式会社ユニキャリー 様

株式会社ユニキャリー(大阪府)は、衣食住に関わる輸送や工場間輸送を中心に、多様な荷主との取引を展開する運送会社です。

「心理的安全性」を重視した独自の経営方針が特徴で、設立当初からミスや事故へのペナルティを一切設けず、報告の徹底と誠実な対応を従業員と約束することで、事故発生率の大幅な削減を実現しています。また、参加型の安全講習会や富士通製デジタコ・ドライブレコーダーを活用したデータに基づく管理体制の構築にも積極的に取り組んでいます。
今回は、同社の廣瀬社長に、事業の特徴や経営理念、富士通デジタコとドライブレコーダーDR1T導入の経緯と効果、そして今後の展望について伺いました。

お客様事例
管理の見える化が全ての出発点
株式会社ユニキャリー 代表取締役 廣瀬 太

現状把握できない経営からの転換

導入前の最大の課題は何でしたか?

正直、課題はたくさんありました。特に"管理"の部分です。当時の私は労働時間等の法令に対する意識がまだまだ低く、感覚で動く経営をしていました。管理系が本当に苦手だったんです。

富士通デジタコを導入したことで、管理に関するデータが非常に分かりやすく取得でき、「うちの会社は今こういう状態なんだ」という現状を初めて把握できるようになりました。

今回、DTSーDR1Tを導入したのは、4㌧車ではドラレコ一体型のデジタコでドライバーの状況把握できますが、2㌧車になると「何が起きているのか分からない」という課題解決のためでした。

なぜ富士通製品を選ばれたのですか?

信頼している販売会社さんから勧めていただいた製品だったので、ほぼ即決しました。自分よりも詳しい方の経験は絶対に尊重しようと決めていましたし、導入当時は一番性能が良かったので、迷いはありませんでした。

ドライバーの状況把握で安全指導向上と業務効率化を実現

具体的な業務改善効果を教えてください

例えば、お客様からの問い合わせがあった際に、車両の現在地を一発で確認できます。「急ぎの荷物が出たので至急行ってほしい」といった場合も、画面上にうちの車両が60台ほど表示されるので、その中から一番近い車両を選んで対応できます。

また、年に数回ほど、スマホが壊れたり体調不良でドライバーと連絡が取れなくなることがあるのですが、GPS機能のないドラレコを使っていた頃に感じていた「不安」が完全に払拭されました。現在地がリアルタイムで分かるので、安心してドライバーを見守ることができます。

日常業務においても、一画面での管理により業務効率が大幅に向上しています。ドライバーが車庫に戻った際の動きから労働時間も把握できるようになり、「仮眠を取るなら自宅で休んだ方が良いですよ」といった適切なアドバイスもできるようになりました。

自社のヒヤリハット映像で「食い入るような」講習会

ドライブレコーダーの効果はいかがですか?

非常に画期的でした。毎月の安全講習会でヒヤリハットの事例を教材として活用しています。DTS-DR1Tはイベント発生時に、私のスマートフォンにも通知が届きます。

自社のトラックで「実際に起きたこと」を見せる教材は、提供いただいている一般的な教材とは全く違いますね。皆が食い入るように見ていますし、非常に有効です。良いサイクルができていると思います。

また以前は、万一の事故があればドラレコの記録はSDカードを介して確認する状態でした。それがクラウド型運行支援サービス「ITP-WebService V3」によって、リアルタイムの運行状況を本部で把握できるようになりました。

大手企業も認める「富士通ブランド」

荷主様からの反応はいかがですか?

特に上場しているような大手の会社様からも、「中小企業でも富士通の製品を導入されているんですね」と評価していただくことが多いです。富士通さんの製品名を挙げることで、信用にもつながっています。

「形だけではない実用的サポート」で安心導入

サポート体制はいかがでしたか?

導入当初はこちら側の準備が全くできておらず、トラブルが多かったのですが、サポート用の電話番号に連絡すれば、すべて問題が解決しました。

世の中には形だけのサポートがあふれていますが、富士通ブランド製品のサポートは本当に実用的で、物理的なトラブルから操作方法まで、すべてサポートしていただきました。感謝しています。

「法令遵守こそが真の競争力」

最後にメッセージをお願いします。

法を逸脱すれば利益を上げるのは簡単かもしれません。でも、法律を遵守した上で、同じ土俵でしっかり強い会社をつくることこそが、本当の意味での経営者や会社の評価につながると思っています。

導入により「自分の会社の現状を把握できた」こと、それがすべてのスタートでした。「やったもん勝ち」の時代に入っており、知らないということはチャンスを逃しているとも言えます。ぜひ前向きにご検討いただければと思います。

ありがとうございました。

      

ユーザープロファイル

コーポレートプロファイル
代表取締役
廣瀬 太
株式会社ユニキャリー(大阪府岸和田市)
  • 拠点:関西
  • 車両数:60台
富士通デジタコ導入効果:
  • 効率
  • 可視化
  • 安全

本事例でご紹介したデジタコ・サービス

通信型ドラレコ DTS-DR1T(AI搭載)
通信型ドラレコ DTS-DR1T
視界を妨げない小型ボディに2カメラ一体で約360°撮影する通信型ドライブレコーダー
富士通デジタコ管理サービス
富士通デジタコ管理サービス
富士通デジタコの運行データを管理する、クラウド型運行管理サービス ITP-WebService。ドライブレコーダーの動画をいつでも確認可能。
お問い合わせ
トップへ戻る