社員インタビュー
教わることもあるけれど、
教え合うことでお互いを高め合う教え合うことで
お互いを高め合う


製品のジャンルは違えど、
気付けばずっと自動車業界にいた
トランストロンに入社するまでいくつか転職をしてきましたが、
共通していたのは自動車業界ということでした。元々大学では応用化学を学んでいて、新卒で就職したのは自動車に使われるゴムホースを製造して販売している会社だったんです。そこでは化成品設計と言って、エンジンルームに収納されているラジエーターやヒーター、燃料のフィラー系に使われるゴムホースの形状設計をしていました。次に転職した会社では、アクチュエーターという、たとえば自動車のヘッドライトのハイとローの切り替えやEV車に使われる給電ノズルのロック機構、トラックの油圧系制御部分など、そういう駆動系装置を手掛けていました。次の転職でトランストロンに入社をしました。トランストロンのことは知らなかったし、特に狙ったわけではないのですが、自動車業界に縁がありましたね。部品→駆動物→制御系と変化していく中で自分のスキルもステップアップしていけるかなと思いました。
基板を収める筐体の設計、評価を担当
配属されたのはOEM装置第二開発部で、ここはOEM先の顧客から要望のあった案件の仕様に基づいて、車両の制御系や車両運行管理などに使われる通信機などのテレマティクス装置を作っている部署です。社内にはソフト開発の部門もありますが、私はハード設計部門で筐体(きょうたい)と呼ばれるケースの設計や評価を担当しています。筐体自身の強度や剛性、使用環境温度での耐熱性、防水性、固定するネジの強さなど、求められている仕様に適する設計をしています。そして製品評価試験では、振動させたり防水性能や落下性能をみたりなどユーザー様の使用される状況やトラブルを想定して評価をします。炭酸飲料をかけたりハンドクリームを塗ったりすることもあります(笑)。
何か面白いことができるんじゃないか、
挑戦したい気持ちになった
配属された当初は、自分の能力に対して不安なところもありましたが、「やってみたいな」っていう気持ちがすごく起こりました。それは、自動車にかかわる業種の中で転職をしてきて、トランストロンはこれまでで一番自動車メーカーに近い位置にあると感じたからです。新しい情報も真っ先に入ってきますし、何か面白いことができるんじゃないかと思ったので挑戦する気持ちになりました。出来る事が増えて、自分の裁量で業務を進める事ができるようになると、面白さが出てきました。この作業は何のためにやっていて、どんなことに役立つのか、そういった意義が分かるとやりがいを感じます。
教わることもあるけれど、
教え合うことでお互いを高め合う
先輩や上司に教えてもらうこともたくさんありますが、教えてもらうだけでなく一緒に勉強をすることもあります。新しい技術についてみんなで勉強をする「技術獲得チーム」という集まりがあり、自分が調べてきたことを発表して教え合っています。そうした活動にしっかり時間を使えるってすごくいいことだなと思います。日常の業務においても、何か困ったことがあったり、人手のいる評価をしなければいけない際に、ほとんどの方がリモートワークなんですが、手伝って欲しいとお願いをするとすぐに集まってくれるんです。そうすると、その場で活発な意見交換ができますし、作業の進行も早まります。リモートワークのチャットでも、いい情報を提供してくれた方には拍手のスタンプがついたり、「この素材使えないかな?」や「こういうメーカーさんに話を聞いたよ!」というメッセージに、「おお、いいね!」みたいな(笑)。こういうコミュニケーションが取りやすい環境は本当に大切だなと思っています。


子育てにも仕事にもフル活用できる
リモートワークとフレックス
実は入社して5か月で産休に入ったんです。会社の所定では産休は3か月なんですが、私は少し早く出産したので2か月でした。その後、育児休業を8か月いただいたので、10か月ブランクができてしまいました。普通は入社して1年以上勤務していないと産休は取れないものだと認識していたので、入社5か月で産休を申し出た時は「退職を勧められるかも・・・」と思いましたが、「いつから産休に入る?」みたいな感じで、「え、いいんですか?」って(笑)。本当にありがたかったですね。
まだ子供が小さいので、リモートワークやフレックス勤務はとても助かっています。リモートワークが大半なので朝と夕方の保育園の送り迎えも余裕を持って出来ますし、保育園からの急な呼び出しや定期健診などがあっても安心ですね。それと、大きな評価試験は設備のある沼津工場に行きますが、簡単な試験は自宅ですることも稀にあります。もちろん上司の許可を取ってからですが、たとえば筐体に付いているSDカード挿入口の蓋の試験って、手作業で開閉を1万回やるんです。定期的に行う試験でしたら治具を作ることもありますが、一度きりの試験でしたら手作業でやった方がいいので、もう家でずっとパカパカ、パカパカやってました(笑)。筐体設計も、電子部品の高密度化や軽量化、耐久性や放熱性など、求められることの難易度が上がってきているので、そういった細かな作業も含めて色々なことに挑戦し続けていきたいと思っています。
キャリア形成
富士通を含めて、自分自身のキャリア形成をサポートしてもらえる制度がたくさんあります。「1 on 1」という月に一度上司と相談事ができるミーティングや、今後自分がどうなりたいかを逆算して必要な資格や勉強ができる「キャリアオーナーシップ」という取り組みや、やってみたい業務の別組織に短期間異動できる制度もあります。また常時公開されている富士通グループの空きポジションにチャレンジできる制度もあるので、努力次第でなりたい自分になれる会社だと思います。こんな制度のある会社は見たことがないので驚きました!
※ 掲載内容は取材時点の情報です。